∴ 安達太郎（番外編）

こんばんは！！

昨日の夜の出来事です。



安達太郎！！（番外編）

安達太郎はガソリンスタンドで働く好青年だ。夢は歌謡王になることだ。

安達太郎の今日の仕事は夜勤。
夜の１時。相棒のユウスケ氏は仮眠タイム。

高級乗用車に乗った中年男性が給油にやってきた。
この男性、給油中に世間話をしてくる。
他にお客さんもいなかったので適当に相槌を打ちながら給油をする。

「太郎さんっていい名前だねー」

「ありがとうございます」
まあ褒められて悪い気はしない。

「いやー、カッコイイなー。よく言われるでしょ」

……別に言われないです。
それならもっとモテモテです。

「私○○って言うんですけど……」
名刺を差し出す。
「普通の人には会社用の名刺渡すんだけど、お兄さんカッコイイからプライベートの名刺を……」

ヾ(゜Д゜ )ォィォィ

もしかしてあっち系の人？
俺のこと誘ってる？

身の危険を感じた安達は防御体制に入る。

早く他のお客さんが来ないかと思いつつも、何とか会話を続ける安達に、この中年男性は激しくアタックを繰り返す。

「歳はいくつ？」
サバ読んで実際より高めに答える安達。

「若く見えるねー」


「結婚してるの？」

……ホントは結婚していないけど、
「ええ。子供いますよ」
これは結構効いたか！？

「年賀状ちょうだいね」と言ってお客さんは去って行った。

どうせなら女性に言われたかったと思う安達なのだった。




いやー、結構シャレにならないっすよ。仕事中に初めて身の危険を感じたからねー(笑)
どうして女の人からは言われないんでしょうねー。