∴ 沖縄 VS 福島 ～その2

こんばんは！！

続きが遅くなってすみません。


ヨークベニマルで桃の桃子さんをゲットしたオレは、我慢できずに早速桃子さんにかぶりつこうとすると……

ん？


視線を感じるぞ！


この視線はゴーヤー君だ。

ゴ「何してるば？」

オレ「いや……別に……」

オレはうまくごまかそうとしたが、ゴーヤー君はかなりの勢いで怒り出している。

オレが勝手に桃子さんを食ってしまおうとしたのを見られてしまったようだ。

「違う！ 誤解だ！」
オレは必死に反論するがゴーヤー君の怒りは増すばかりだ。
やばい・・・
このままでは何をされるかわからない。
殺されちゃうかも……

身の危険を感じたオレは勝負に出た。

「違う！ オレがホントに好きなのはゴーヤー君の方なんだっ！！」
言うが早いか、オレはいきり立つ生ゴーヤーにパックンとかぶりついた。


苦っ！！


マズっ！！！


ところでみなさんは、道端の名も知らぬ草たちを口に入れたコトがありますか？
オレはあります。
しかも今月です。ユウスケ氏が仕事中に草を差し出すからシャレで食ってしまいました。
ノドの奥に残る感じがとても深いです。
はっきり言ってうまくないです。


ゴーヤー君は道端の草に似た味がした。
一口が限界だ……

ゴーヤー君はあわてふためいて落ち込んでいる。

オレだって食いたくなかった……

でもゴーヤー君は動揺しまくっているものの怒りは収まったようだ。

気を取り直して二人の仲立ちだ！

桃とゴーヤーのミックスジュース。
これで二人の相性を確かめよう。

桃はストレートジュースが売っていたのでこれを使うことにする。
勿論、福島産100％だ。
ゴーヤーはすりおろすことにした。

キュウリ君の時よりもすりおろしにくいのはきっと水分が少ないからだろう。
すりおろしたゴーヤーをコップに入れて、その上に桃のジュースを注ぎ入れる。


早速飲んでみるコトに。

……

桃のほんのりとした甘さの中にゴーヤーの苦みが溶けこんでいる。

正直言ってかなり微妙。

うーん・・・・

二人の相性はこんなモノだったのか・・・

やはり東北と南国の組み合わせには無理があるのか・・・

そんなことを考えながらオレは桃ゴーヤーミックスジュースを飲み干した。

残念だが仕方がない。
オレは二人に謝ろうとしたその時、後ろから声が聞こえた。

「ちょっと待て！」

助っ人が登場した！


つづく